someone's diary

生活の記録。

料理の脇役たちの魅力に気づいたので、大人と言い張って良いだろうか

■お寿司のわさび

■鰻に付いてくる山椒

牛丼の紅ショウガ

■唐揚げ弁当に添えてあるたくあん

■シャーベットに乗っているセルフィーユ

 

しばらく前まで、なんでこんなもの付けてるんだろうと心底不思議だった。

 

ワサビはなんか大人がもはや無いとお話にならないみたいな感じで美味い美味い言っているので、子供の頃から意味がわからなかった。試しに食べてみたら泣きたくなるほどツーンとした刺激。これじゃあ魚の味が分からないじゃないか。

 

大人はお寿司のネタではなくて、ワサビ目的で来てるのか??そしてやたらワサビワサビと勧めてくるのは何なんだ。お店も、何も設定しないで頼むと基本的にワサビありで出してくる。どうもワサビを付けない方がマイナーらしい。

 

山椒も同じだ。鰻はそのままでも十分すぎるほど美味しいのに、何でわざわざツーンとした刺激を加える必要があるのか。

 

牛丼の紅ショウガなんて、牛丼の味をぶち壊してるとしか思えなかった。山盛り乗せてる人なんて頭がおかしいのだと思った。

 

弁当に付いてくるたくあんは、もう完全に単なるおまけレベルだと思っていた。無視して良いレベル。

 

シャーベットのセルフィーユに関しては、飾りである。これは食べ物ではないのだ。そう思っていた。

 

 

 

最近、味の濃いものとか、胃に重いものを食べるときに、少し食べ切るのが辛くなってきた。まだ21歳で若いくせに何言ってんだと思うのだけど、実際そうなのだから仕方ない。

 

たが、気付く。彼等の役割に。

 

彼等は味に絶大なるアクセントを加えてくれる。

 

ワサビの刺激は満腹感を緩和してくれるので、最後まで苦しくならずに食事を楽しむことができる。

 

山椒は、美味しくも単調な鰻の味に変化をつけてくれるので、途中で飽きることなく食べきれる。

 

紅ショウガも同様だ。あの酸っぱさが口の中を爽やかにしてくれて、また新しい気持ちで次の一口へ進める。

 

たくあんは、揚げ物の重みをすっきりとリセットしてくれるし、食感のアクセントもくれる。

 

セルフィーユは、甘さのなかに爽やかさを与えてくれる。

 

今までは、変化などつけなくとも、最後まで一気に食べ切れたので、彼等の必要性が全く分からなかった。

 

これが大人になるということなのか。大人になるとは、成長するということに加えて老いるという意味もあることは、子供の僕にはさっぱり思いつきもしないことだった。大人はいつだって子供の到達点だと思っていた。

 

"分かる"ようになるのは楽しいし、少しずつ熟していく感じは嫌いじゃない。

 

いつか子供ができたら、僕もきっと自分が子供だったときのことを忘れて子供にワサビを勧めるかもしれない。そして不思議そうな顔をされる。